こんにちは、ヴァンダーです。

アライアンスの枠を越えた、航空会社間の出資や提携のニュースが流れていました。

■アメリカン航空が中国南方航空に2億ドル出資

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ワンワールドのアメリカン航空がスカイチームの中国南方航空との提携です。

米系のデルタ航空は同じスカイチームの中国東方航空に昨年、4億5000万ドルを出資して提携強化し、中国本土への乗り継ぎやアジアエリアへのアクセスを強化しました(成田離れの一環?)。

同じく米系のユナイテッド航空は同じスターアライアンスの中国国際航空と提携関係にあり、中国本土各地へのアクセスがあります。


今回のアメリカン航空と中国南方航空の提携は、アメリカン航空によるビッグマーケットであるの中国本土と東南アジアのへのアクセス強化の思惑があるようです。一方、中国南方航空からすると、同じスカイチームでありながら、デルタ-中国東方の仲良しチームができてしまったので焦りがあったのでしょうか。



■キャセイパシフィック航空とルフトハンザ航空グループの提携

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キャセイパシフィック航空とルフトハンザグループ(ルフトハンザ、オーストリア航空、スイスインターナショナルエアラインズ)がコードシェアやマイレージの提携を行うというものです。

これによりルフトハンザグループは、オーストラリアやニュージーランドへのアクセスが向上するとのこと。一方、キャセイパシフィック航空はヨーロッパ内の路線がコードシェアにより強化させるとのこと。

本来なら同じワンワールドのアメリカン航空とキャセイパシフィック航空が提携強化していいようなものですが、実はキャセイパシフィック航空の筆頭株主はスターアライアンスの中国国際航空だとか。


この2つのニュースから、
 ・中国南方航空がスカイチームからワンワールドへ移籍
 ・キャセイパシフィック航空がワンワールドからスターアライアンスに移籍
なんてことが、将来的に起こるのではないかと考えてしまいます。


それにしてもスカイチームの結束状態は、他のアライアンスに比べて弱い気がします。例えば
 ・ガルーダ・インドネシア航空はANAとコードシェア
 ・ベトナム航空はANAから出資を受けて、コードシェア実施中
 ・アリタリア航空はエティハド航空から出資を受けて実質傘下入り
 ・中国南方航空はアメリカン航空から出資を受けて、今後提携強化
と、他のアライアンスから出資や提携強化を受けているケースが多く見られます。


自分はデルタ航空の上級会員(デルタAMEXのおかげ)なのでスカイチームから中国南方航空やベトナム航空が抜けてしまうと大変残念です。

というのも、中国南方航空の広州乗り継ぎは、北京や上海よりスムーズに済んだ経験があります。またベトナム航空も東南アジアへの乗り継ぎが便利でよく利用しているからです。

それぞれ、お家の事情があるのでしょうが、活発になってきた航空会社の提携活動。今後どうなるのか目が離せません。



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