こんにちは、ヴァンダーです。

1か月ぐらい前のニュースとなりますが、成田空港の2018年夏ダイヤ定期航空会社別スケジュールが発表されました。これによると、就航都市数が海外115都市、国内18都市、合計133都市、乗り入れ航空会社数が98社となり、定期乗り入れ航空会社数が過去最高になるそうです。
※ニュースリリースはこちら

自分が気になったのが、デルタ航空の発着数。2017年夏スケジュールと比較すると2018年夏スケジュールではマイナス50回。週間発着数122回とユナイテッド航空の154回を大きく下回ります。

NRT_T1_DL_UA_2018summer



かつて、デルタ航空は成田空港からの以遠権を活かしアジア路線も豊富で、外国の航空会社としては最大の発着数を誇っていました。日本でのパートナーがなくコリアンエアや中国東方航空とジョイントベンチャーを組んだこと、アメリカ本土からアジア各地への直行便の運行が可能になったことなどから、成田空港の発着便は減少の一途を辿ってます。

アメリカでのアジアの人気旅行先はバンコクや香港です。デルタ航空の成田-バンコク・香港線が廃止になった今、アメリカからバンコクや香港に行こうとして、成田空港に来てもスカイチーム内にそれらの都市への直行便はありません。デルタ航空を利用して成田空港経由でアジアに行くのは大変不便です。そうなると、成田経由は避けて、デルタ航空でソウルや上海へ行き、そこで乗り継ぎということになってしまいます。


成田空港第1ターミナルに2つあったデルタ航空のラウンジ「スカイクラブ」も1つが閉鎖されました。個人的な推測ですが、この「スカイラウンジ」も閉鎖されるのではないかと思っています。その代わりとして、スカイチーム共用の「スカイチームラウンジ」が開設されるのではないかと。

スカイチームラウンジは現在
 ・バンクーバー
 ・北京
 ・ドバイ
 ・香港
 ・シドニー
 ・イスタンブール
 ・ロンドン
の世界7ヵ所に開設されています。いずれも、スカイチーム加盟会社が拠点としていない空港に開設されています。成田空港もデルタ航空を除き、スカイチーム加盟航空会社が拠点としている空港ではありません。

skyteam_lounges_201803

※2018年3月現在


このようなことから、デルタ航空が成田空港を「ハブ」として位置づけなくなった場合、「スカイラウンジ」は閉鎖され、「スカイチームラウンジ」になるのではないかと思ったのです。

そして、第1ターミナルの北ウィングの週間発着回数は478回と南ウィングの1,190回の半分以下。これが、成田空港でのスカイチームとスターアライアンスの存在感の差にもなっています。

NRT_T1_2018summer



デルタ航空が今後、成田空港発着路線を増やすことは考えられないので、他のスカイチーム加盟航空会社にがんばってもらいたいです。



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