旅とスマホと徒然と : ユナイテッド航空が提携航空会社の特典チャートを廃止した模様

※画像：PIXTA

こんにちは、ヴァンダーです。

世界的な新型コロナウィルスの感染拡大で財政状態が火の車の航空業界。そのような状況の中、ユナイテッド航空（UA）がスターアライアンス提携航空会社の特典航空券のアワードチャートを突如廃止したようです。

ユナイテッド航空は自社便の特典航空券のチャートについては、2019年11月15日にすでに廃止し、需給状態によって必要マイルが変動する「ダイナミック・プライシング」制度に移行していました。

しかしその後も、スターアライアンスなど提携航空会社については以下のような地図から出発地と目的地を指定すると必要マイルが表示される固定制でした。

【以前のスターアライアンスなど提携航空会社のマイル計算マップ】

それが2020年4月29日（水）にこのページに行こうとすると、アメリカのサイトに遷移して、アップグレード特典の計算ページに誘導されます。

【日本語サイトのマイレージプラスの案内ページ】

ここで「特典チャート」をクリックするとアメリカサイトへ遷移する。

【誘導されたアメリカのアップグレード特典の計算ページ】

誘導先が「アップグレード特典の計算ページ」というのも変ですが、急遽決まって準備が追いつかないまま、リンク切れをなくすために取り繕ったのでしょうか？

いつまで閲覧できるか分かりませんが、マイレージプラス特典航空券のUA自社便が変動制になる前の特典チャートのPDFファイルへのリンクがまだ残っていました。リンク切れになった場合はご了承ください。
※2019年4月時点のUAマイレージプラスの特典チャートPDFはこちら。

デルタ航空（DL）は事前の告知なしに突然、必要マイルと引き上げたり、特典チャートをなくしたりするので有名ですが、ユナイテッド航空は比較的、事前にアナウンスしてくれていました。それが今回、事前告知なしに提携航空会社の特典チャートをなくしたのは驚きです。

今回の事象が何らかの変更のために一時的になくなったものか、あるいは予定していた計画を急遽前倒しにしたものかは分かりません。

しかし、世界的な航空不況で日本就航を予定していたオーストラリアのヴァージン・オーストラリア航空は2020年4月20日、任意管理手続きの適用申請を決め、経営破綻しました。航空会社としては「マイルを売って手元資金を確保」し、「必要マイルは引き上げて（航空会社にとっては債務となる）マイルを回収する」という流れが加速していくかもしれません。そして、特典航空券の必要マイル数が変動制になるという流れも主流になっていく可能性があります。

陸マイラーにとっては「何マイル貯めればいいのか」が不明確になるので、マイルを貯めにくくなります。さて、どうしたものでしょうか。

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【備忘録】ユナイテッド航空特典航空券必要マイル数チャート（2019年4月現在）

ユナイテッド航空、お前もか・・・

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