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※画像:PIXTA



こんにちは、ヴァンダーです。

先日このブログで「ユナイテッド航空が提携航空会社の特典チャートを廃止した模様」の記事を書きました。

その後、ユナイテッド航空(UA)のマイレージプラスの提携航空会社の特典航空券必要マイル数がどうなっているか、予約検索をしてみました。

そうしたところ、以前と同じマイル数の便もあれば、10%必要マイル数が増えている便もありました。現時点では概ね必要マイル数が10%増えたと考えて良さそうです。

以下、5月2日に検索してみた結果です。



【2020年11月・東京-バンコクの予約検索結果】

以前はエコノミークラスは片道20,000マイル、ビジネスクラスは片道45,000マイルでした。
今回検索してみたところ、エコノミークラスは20,000マイルの便もあれば、22,000マイルの便もあり。ビジネスクラスは49,500マイルになっています。

UA_TYO_BKK_partner_1

UA_TYO_BKK_partner_2




【2020年11月・東京-台北の予約検索結果】

以前はエコノミークラスは片道15,000マイル、ビジネスクラスは30,000マイルでした。
今回検索してみたところ、エコノミークラスは15,000マイルの便もあれば、16,500マイルになっている便もあり。ビジネスクラスは30,000マイルか33,000マイルになっています。


UA_TYO_TPE




【2020年11月・東京-大阪の予約検索結果】

以前はエコノミークラス片道5,000マイルでした。
今回検索してみたところ、5,000マイルの便もあれば、5,500マイルになっている便もあり。


UA_TYO_OSA




どのようなロジックでフライトごとの必要マイル数をコントロールしているのかは分かりません。10%増とはいえ、長距離のフライトやビジネスクラス以上のクラスでは影響が大きくなります。


マイレージプラスのメリットは「燃油サーチャージがかからない」ということですが、最近の原油価格の暴落で2020年6月からは日系の航空会社でも燃油サーチャージは徴収されなくなるはず。となると、必要マイル数が多いマイレージプラスを使っての特典航空券は不利になります。

とはいえ、原油価格は日々変わるもの。新型コロナウィルスの感染拡大の影響が収まってくれば、世界経済が復調し原油の需要が増え、原油価格も上がってくることと思われます。そのときはまた各航空会社が燃油サーチャージを徴収し始め、マイレージプラスの優位性が戻ってくるかもしれません。

しかし気がかりなのは「特典航空券必要マイル数のチャート」がなくなった今、基準となる必要マイル数がないため、ユナイテッド航空の意向次第で必要マイル数を引き上げることが簡単なこと。デルタ航空(DL)や日本航空(JL)の例を見れば、繁忙期にはあり得ないような必要マイル数になることも予想されます。

今回のUAの制度変更はマイレージプラスの会員としては非常に残念です。UAの動向を見つつ、今のところシーズン制ではあるものの固定マイルのANAをメインにするか、他のスターアライアンス系の航空会社を活用するか、考えなくてはいけなさそうです。





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