こんにちは、ヴァンダーです。
デルタ航空(DL)が南米で最大の規模の航空会社LATAM航空(LA)に出資し、アメリカ大陸で広範囲なネットワークを構築するようです。
※デルタ航空のニュースリリースはこちら。
出資額は19億アメリカドル。LATAM航空の株式の20%を取得して、ワンワールド脱退費用やLATAM航空からの航空機買取費用なども含まれているとのこと。
LATAM航空は、チリのLAN航空とブラジルのTAM航空が合併した航空会社でワンワールドに加盟しています。LATAM航空がワンワールドから脱退すると、ワンワールドは南米でのネットワークを失うことになりますが、アメリカー南米間はアメリカン航空(AA)、ヨーロッパー南米間はイベリア航空(IB)がネットワークを持っています。しなしながら、南米内での路線となると弱くなるので、ワンワールドにとっては痛手となりそうです。
LATAM航空はワンワールドを脱退して、スカイチーム入りするのかと思っていましたが、どうやらデルタ航空が出資しているヴァージン・アトランティック航空(VS)のように、スカイチーム入りせずに、デルタ航空と個別に強固な提携関係を作って運営を行っていく模様です。
個人的な感想ですが、デルタ航空は「スカイチーム」の創設メンバーであるものの、「スカイチームの拡大」よりも個別提携によるジョイントベンチャーに軸足を移しつつあるように感じます。
ANAもスターアライアンスに加盟しつつ、スカイチームのベトナム航空へ出資提携したりと、アライアンスよりも個社の戦略が前面に出てきています。加盟アライアンス中心の戦略から個別提携へと航空業界も変わりつつあるのかもしれません。
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